花束やアレンジメントの主役ガーベラ

お花のよもやま話

ガーベラとは

ガーベラは、キク科の多年草で、南アフリカ原産の花です。直径5〜10cm程度の大きな、カサブランカやスノーボールに似た形の花をつけます。花色は、白、ピンク、赤、オレンジ、黄色、紫など、多彩で豊富なバリエーションがあります。

また、ガーベラは切り花としてもよく使われ、花持ちがよく、ビタミンCを多く含み、花束やアレンジメントの主役として人気があります。ガーベラは、明るく楽しいイメージがあり、「希望」「純粋」「幸福」「感謝」などの花言葉があります。

種類

ガーベラには、多くの品種や交配種があります。それぞれ特徴的な花色や形状を持っており、以下に代表的な種類をいくつか挙げてみます。

  1. 一重咲きガーベラ 花弁が一重に並んでいるタイプのガーベラで、中心部が黒くなっているものが多いです。
  2. 重瓣咲きガーベラ 花弁が重なり合っているタイプのガーベラで、ふんわりとした印象があります。
  3. スパイダーガーベラ 細長い花弁が特徴的なガーベラで、しっかりとした茎があります。
  4. ダブルガーベラ 花弁が二重になっているタイプのガーベラで、より豪華な印象を与えます。
  5. ミニガーベラ 小さな花をつけるタイプのガーベラで、花径が3cm程度と小さく、花数が多いのが特徴です。
  6. レディースガーベラ 小ぶりでかわいらしい花をつけるガーベラで、女性らしいイメージがあります。

なお、これらの種類に加えて、近年ではさらに多彩な色や花形を持つ品種や、花の大きさが異なるグランデやメガサイズなども登場しており、選択肢が増えています。

咲く季節は?

ガーベラは、原産地の南アフリカでは秋〜春にかけて咲く植物ですが、日本では温室栽培されていることが多く、年中花を楽しむことができます。ただし、一般的な園芸用のガーベラは、春から初夏にかけてが主な開花時期となります。また、栽培環境や品種によっても開花時期が異なることがあります。

育て方

  1. 日当たりの良い場所に植える ガーベラは日当たりが好きなので、日当たりの良い場所に植えます。
  2. 水はけの良い土を用意する ガーベラは水はけの良い土を好むため、排水の良い砂質の土に有機肥料を混ぜ合わせた土を用意します。
  3. 適切な水やり ガーベラは水やりが大切です。土が乾いたらたっぷりと水を与えますが、過剰な水やりは根腐れを引き起こす原因になるので、注意が必要です。
  4. 肥料を与える ガーベラは肥料を好むため、成長期には有機肥料や、窒素・リン酸・カリウムなどのバランスが良い化学肥料を与えます。
  5. 花を摘む 花を咲かせたい場合は、花が咲いてきたら枯れた花を摘み取ることで、次の花を咲かせる力を与えます。

以上が、ガーベラの基本的な育て方です。地域や栽培環境によっては、育て方が異なる場合があります。

終わりに

ガーベラは、明るくカラフルな花姿が人気のある花の一つです。さまざまな花色や形状を持ち、切り花としても多くの人に愛されています。また、ガーベラには「希望」「純粋」「幸福」「感謝」などの花言葉があり、贈り物としても喜ばれることでしょう。自宅で育ててみたり、季節の花として楽しんだり、贈り物として選んだりと、ガーベラの魅力を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。