楽しいときや辛いときもいつもそばにいてくれ、癒しを与えてくれた大切な家族であるペット。
そんなペットとのお別れの悲しみは計り知れないものがあります。
愛する動物が亡くなったとき
昨今では「虹の橋を渡る」と表現することがありますが、
これは、動物好きな人にはとても有名な
「虹の橋」という詩が由来になります。
この「虹の橋」というのは、元々は作者不詳の散文詩で、作品は1980年代頃に作られたものだと考えられています。
この虹の橋は、ペットを失った動物愛好家のあいだで広く知られるようになり、まずはアメリカで広まりはじめ、やがてそれが世界中に広がり、日本でもこの虹の橋が知られるようになりました。
全て英文になります。
わかりやすく翻訳してみました。
『虹の橋』
天国と地をつなぐ橋があります。
それは、美しい「虹の橋」と呼ばれています。
虹の橋のたもとには、緑豊かな草が生い茂り、
小高い丘がある草原が広がっています。
地上で愛されて暮らしていた動物は全て
命の灯火が消えると、この場所に集まります。
動物たちはみんなこの場所で走ったり遊んだりじゃれあったりしてのんびり暮らします。
いつも春のようにあたたかく、
たくさんの食べ物、きれいな飲み水があり
心地よく過ごせます。
病気にかかったり、年老いたり、傷ついたり不自由な体になった動物も、もう痛みも苦しみもありません。
若返り、健康になって再び元気な体を取り戻します。
動物たちは夢のように幸せで充実しています。
ただ、みんなどうしてもひとつだけ小さな不満があります。
それは、とても愛する特別な人と一緒ではないこと。
かつて共に過ごし、愛し合い、寄り添っていた人がここにいないことが、恋しくて寂しいのです。
ある日、動物たちが一緒に遊んで、駆けまわっていると、ある子がふっと立ち止まり、急に遠くをジッと見つめます。
そして、鼻をピクピク、耳はピーン、瞳はキラキラと輝きだし、喜びで震えだします。 突然、その子は仲間から離れ、
風を切るように一目散に走っていきます。
その子の視線の先にいたのは、かつて特別な時間を共に過ごし、寄り添っていたあなたでした。
その子とあなたは、虹の橋のたもとで再び出会います。 あなたは、その子をギュッと抱きしめました。
あなたは幸せにあふれたキスを何度も何度も受け、再び抱きしめ、なで回します。 そして、何度も見つめあっては、語りかけます。 「きみと別れてからの長い人生を、きみを忘れることなく生きてきたよ、やっと会えたね」
もう二度と離れることはありません。
あなたたちは寄り添いあって、 共に天国へ続く虹の橋を渡っていくのです…
原作者 不明
日本語訳 音ぎ花し
こちらは原文になります。
Just this side of heaven is a place called Rainbow Bridge.
When an animal dies that has been especially close to someone here, that pet goes to Rainbow Bridge. There are meadows and hills for all of our special friends so they can run and play together. There is plenty of food, water and sunshine, and our friends are warm and comfortable.
All the animals who had been ill and old are restored to health and vigor. Those who were hurt or maimed are made whole and strong again, just as we remember them in our dreams of days and times gone by. The animals are happy and content, except for one small thing; they each miss someone very special to them, who had to be left behind.
They all run and play together, but the day comes when one suddenly stops and looks into the distance. His bright eyes are intent. His eager body quivers. Suddenly he begins to run from the group, flying over the green grass, his legs carrying him faster and faster.
You have been spotted, and when you and your special friend finally meet, you cling together in joyous reunion, never to be parted again. The happy kisses rain upon your face; your hands again caress the beloved head, and you look once more into the trusting eyes of your pet, so long gone from your life but never absent from your heart.
Then you cross Rainbow Bridge together….
ペットロスで苦しんでいる方の支えになる詩だと思います。
ただ、この詩の内容を読むと、亡くなったペットは、すぐに虹の橋を渡るのではなく、愛してくれた飼い主を虹の橋のたもとで待ち、一緒に天国に行くことがわかりますね。
となると
「虹の橋を渡る」
ではなく、
「虹の橋に行く」
ということになりますが…
どちらにしても、素敵なお話だと思います。
そして
ペットのご供養の際、どんなお花をお供えすれば良いの?
という疑問ですが、
「ペット供養の際のお供え花の決まりはない」
が正解です。
どんな種類でも構いません。
どんなお色でも構いません。
その子のイメージの色でも良いです。
虹をイメージしたような明るいお花でも
虹の橋の草原をイメージしたようなものでも良いと思います。
ただし、他にもまだペットがいる場合、種類によっては口にすると有害なものもありますので、贈る際やお供えする際には取扱いに十分にお気をつけください。
心配な場合は、本物の枯れないお花、プリザーブドフラワーがおすすめです。
また、プリザーブドフラワーは、基本的にケース等に入っていることが多いので、他にもペットがいる場合のいたずら対策や、ほこりやお花の劣化対策にも嬉しいものです。
ペットを亡くされた方へのお悔やみ花としても長く綺麗な状態が維持するプリザーブドフラワーはとても喜ばれます。
お花をアレンジした、写真を入れられるフォトフレームも大変人気があります。
虹色のフォトフレームは、虹の橋をイメージしたものになります。
虹の橋の草原でゆっくり待っていてね、という想いが感じられる心温まるフォトフレームです。
愛するペットとのかけがえのない思い出を胸に、いつか再会できる日を想い…
少しでも笑顔を取り戻すことが愛するペットへのご供養になることと思います。